わんこそばは調子に乗った奴ほど食べれずに終わる
きたきたきたきた!先制刻印成功、両バフ確保だ!!行けるぞ!行けるぞ!!
ポテトヘッドの白銀ことこぜっと准将である。
新兵諸君、地獄へようこそ。
先日のことだが、超越2連続成功に加え、Lv.230到達でルーンが解放された結果、
ついに准将に昇格
やってやったぜ。
普段昇格のことを意識はしていないが、やはり目標値近くになるとワクワクしてくるし頑張れる。
案外素晴らしいルールを作ったものだと自分に感謝。
サンキュー大佐、ハロー准将。
次の少将昇格は
200万到達+要塞戦で敵の刻印時間を10秒以内に抑えて勝つ試合、3戦以上
と決めた。
まだまだタイマン勝負では勝てない相手だらけのこの世界。
ちょっとでも血盟に貢献出来るよう頑張っていきたい。
さて、昨日の要塞戦!!
お相手は……
常勝軍団Revelation血盟
ガイナークの皆さんは当然ご存じ、ガイナーク最高火力を誇り、EndlessHeart血盟と並ぶ最強血盟だ。
恐らくほとんどの人が入札を見て思ったことだろう、
あ、ポテト調子のった
一人辺りの平均戦闘力の差でも30~40万近くあり、「え、ここは神々の博物館か何かですか!?」と言いたくなるくらい200万クラスの神達ががずらりと並ぶRevelation殿。
唯一私達が勝っている点は人数のみ。
それでもここまで戦闘力差では敵わない相手でも持ち前のチームワークと戦術で勝利を重ねて勢いづくポテトヘッド。
徐々に完成に近づいている戦術が最強相手にどこまで通じるか挑んでみたかった。
つまり簡単に言うと、
ポテト調子のった
・要塞戦前夜
とは言え私達も挑むだけでは満足しない。
やるからには勝ちたいし、終わった後は相手にも「楽しかった!」と言って貰いたい。
そこで今回は初の傭兵の協力を仰ぐことにした。
勘違いしないでいただきたいが、傭兵と言っても私の幼稚園から幼馴染みである
洋平とは何ら関係ないぞ。
普段から色々とお世話になっているルミナス血盟の盟主ネ申さん、BLooM血盟の200万超え戦士、フウウンさんとnidhoggさん、
更には元祖「よっしゃっしゃす!!(宜しくお願いします)」のいーたーさん、
最後はかつての要塞戦ではギリギリまで私達を苦しめたBlues血盟のとおりすがりさん
ガイナークファンも泣いて喜ぶ豪華メンバー。
「このままシステム障害が起きて5人ともポテトヘッドから抜けれなくなってしまえば良いのに」と切に願った。
こう言う時だけちゃんと仕事しやがって運営め。
・要塞戦4時間前
それでもまだまだ戦力差はある。
要塞戦当日は各々が強化に挑戦したり、コア集め行ったりと足掻きまくる。
私も青背景を狙った合成で貯まりまくった赤背景防具を一気に分解してLRを作成したり、丁度功績レベル上がったりで一気に6万近くステータスを上げることに成功した。
何で腕より足を先に超越させたかって?
夏がそうさせた。
そしてマスターからの本日のパーティー編成と作戦発表も出た。
さぁ後はもうその時を待つのみだ。
・要塞戦開始3時間半前
ここで事態が急変する。
マスターからディスコードのチャットにとあるURLが送られてきた。
「これを見てどう攻める、どう守る。まさに規格外だわ」
それは以前のRevelationの要塞戦動画だった。
私達より全然戦闘力が高い血盟が防御塔を壊すことすら出来ずに圧倒されている衝撃の映像だった。
間違いなくRevelationは今まで戦ったどの血盟より強いし規格外だ。
動画確認後、攻撃部隊のtakeさんはこの時間は不在につき、マスター、私、ぽんさんでの緊急ディスコ会議が開催された。
こぜっと
「………。」
マスター
「動きも上手いし何より一人一人が硬すぎる」
こぜっと
「メテオ食らっても全く死んでないですね」
ぽんぺん
「Just do it!」
マスター
「うちはこの血盟より更に戦闘力が低い……」
ぽ
「Just do it……。」
こぜっと
「今までの私達の戦術だと確実に攻撃も防御も最初の衝突で消されて、一気に決着がつきますよね」
マスター
「予想以上だわ。どうやれば勝てるのか全く分か らねぇな」
こぜっと
「…………。」
ぽんぺん
「Just d…」
こぜっと
「前にマスターが言ってた奇襲を使いませんか?
私達が勝つためには相手にいつもと違うと思わせる意外性しかないと思います。
最強山王高校と戦うときに安西先生が言ってました、
あの奇襲を初手で決めるしかないのでは?」
マスター
「それだよな。全く練習してないけどそれしかない。」
ぽんぺん
「Just do it!」
マスター
「ただ、これが失敗したらどうする?」
こぜっと
「…………。その時はもう終わりですね。」
マスター
「そして決まったとして2手目がないな」
こぜっと
「う~ん……。」
ぽんぺん
「Just do it!!!」
マスター・こぜっと
「よし、とりあえずそれで行こう!」
気付いたらたくさんのメンバーがディスコを聞いていた。
そして直前にして1度発表された作戦が取り消され、今までの作戦は全て封印した全く新しい奇襲作戦が組まれた。
以前takeさんが作ってくれたこちらの
take map にマスターの作戦が書き込まれ、らうさんが急いでPCで清書する。
直前になりみんなの不安が期待を上回った瞬間であった。
・要塞戦開始30分前
ガイナークオールスター達(傭兵)とディスコードで合流し、本日の作戦が説明される。
ここ最近は安定してきた1つの作戦を軸に、相手によって多少アレンジが入る程度だった私達の戦い。
故に先程の作戦会議を聞いていなかったポテトヘッドメンバーにも混乱が生じている。
それでもマスターが1つ1つ丁寧に説明し、参加者全員で共通認識を持たせることに成功する。
さすがマスター、
丁寧だぜ。
おっと、これは卓球元世界ランク1位の丁寧選手だった。
さぁ、いよいよその時が来た!
改めて今回の認識事項は以下の通り
キル数では絶対に負けるので後半になればなるほどポテトヘッドの勝ち目はなくなる、故に初手の奇襲から一気にたたみ掛けるしかない。
相手はタイマンはもちろん、複数人で行っても倒せない。スキルを撃ったらすぐ下がれ
全体としては引くことを考えるな。全員で守りに入る時間を長く作ったらもう相手のあの戦闘力では押し込まれ続けて終わるぞ
さぁ、いよいよ開幕だ!!
つづく